予約特典の秘密2
さて、予約特典のお話第二回です。
いきなりですが、予約特典というものは無料ではありません。
物なんですから当たり前ですね。
特典物と生産数量によっても大分価格が違いますが、
100円から〜200円程度はだいたいすると考えられます。
ちなみに、第一回の装着率が低い特典は、つけなくてはいけない本数が少ないので、
その分特典物にかけられる価格は高くなりやすいです。
例えば装着率50%のものと100%のものでは、
理論上、生産価格に2倍の差があってもかかる費用は同じです。あくまで理論上ですが・・・。
店やユーザーに対して100%特典をつけようと考えているメーカーの方が、
結果的にはお金をかけられないので出来の良い特典物を付けにくい訳です。
うーん、嫌な矛盾ですね。
まあ、いずれにせよこの特典物は純粋にソフトの売り上げから引かれる値段になります。
メーカーは初回の出荷の時点でこの特典物の分いきなり値引きをしている状態になる訳です。
特典をどのくらい付けるかでお店に対して交渉材料を持っているかに見えるメーカーも、
その大前提としていきなり損をしているという点も押さえておかないといけません。
極論を言ってしまえば予約特典なんてつけなくても良い訳ですから。
で、ここまではいわゆる、
「メーカー特典」と言われるものの話でしたが、
このメーカー特典以外に「法人特典」というお店ごとにつく特典があります。
有名な所で言えば、
秋葉原の「ソフマップ」「メッセサンオー」「ゲーマーズ」「メディアランド」などで良くついている、
テレホンカードがこれにあたります。
あとはゲオの最近一部タイトルでクリアファイルがついたりしています。
秋葉原系の法人特典であるテレホンカードは、
基本的にメーカー側が絵柄のイラストを無償で提供し、
テレホンカードの製作費を各お店が持っています。
メーカーはテレホンカードの製作費は出していませんが、
イラストレーターさんへの描き下ろしのイラスト料は支払っていることになります。
メーカーとお店が互いにお金を出し合い、
お店側もある程度のリスクと責任を持って販売にあたれるので、
私個人的にはこの形は好ましいと考えています。
そして最近ゲオで行われているクリアファイル特典ですが、
これはイラストから特典物の製作費まで完全にメーカー負担です。
その代わりに全国に多数の店舗を持つゲオが、
通常よりもかなり多めにソフトを発注してくれる図式になっています。